V4HがHorizon 8でサポート外に、、ControlUpは後継となるのか
Horizon 8(2006)の記事にてご紹介しましたが、vRealize Operations for Horizon(V4H)がサポート外となりました。
仮想デスクトップ環境の運用支援を今後担うことを期待しているソリューションである"ControlUp"について紹介していきたいと思います。
- ControlUpの3つの特徴
- プロセスレベルで原因を特定
・高負荷のマシンやプロセスが赤く表示され一目瞭然
・ドリルダウンすることでより詳細な情報が展開され、原因となるプロセス
まで特定が可能 - 問題に対する推奨の対処を表示
・システムのパフォーマンスを把握した上で、今実施すべき対処例を表示
・各種統計情報をシステムやアプリなどの単位で表示
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・世界中のユーザが過去に作った諸問題の解決スクリプトを自由に閲覧・利用できる
・自分でビルドインのアクションやスクリプトを指定して、1から解決スクリプトを作成・自動化可能
- ControlUpによるHorizon UX改善
- UX Scoreによるユーザ快適性の評価
・アプリケーションの読み込み時間やシステムの応答時間を表示
・ログオン時間がかかっているなど様々な観点からユーザ快適性を評価
- ログオン処理遅延のメトリックを色で表示
・プロファイル読み込み遅延ややグループポリシー適用遅延などが特定ユーザだけで発生していないか
・どのような処理で遅延が大きくなっているを色で明示
- 推奨の指示に従って、原因を分析
・アプリケーションの読み込み時間やシステムの応答時間を表示
・ログオン時間がかかっているなど様々な観点からユーザ快適性を評価
簡単にControlUpの特徴についてご紹介しましたが、そもそも運用管理ツールにお金を払うのは無駄だと考えるシステム管理者の方も多いと思います。
ですが、「2025年の壁」は目前に迫っており、システム運用管理を特定の誰かに任せていく文化からは脱却していく必要があります。
そんな中、サポート外となったV4Hが担っていた仮想デスクトップ環境の運用管理を人の手に戻すのではなく、今回ご紹介したようなツールに任せていくことを検討していく必要があると私は考えています。