仮想化プリセールスの徒然Diary

VMwareに関する記事、日常的な出来事など徒然なるままに書いています。

VMworld 2020 について書いてみます2

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前回に引き続き、VMworld 2020の内容について紹介していきます。

前回の記事は以下参照 

ekobaya-v.hatenablog.com

 

  • Intrinsic Security

    Carbon Black Cloud Workloadの発表がIntrinsic Securityのテーマの中で行われました。昨年VMware社がCarbon Black社を買収してから言われてきた、vSphereなどのインフラ基盤とCarbon Blackはどう統合されるのか、という疑問への解になるのでしょうか。
    (個人的にはAppDefenceにも期待していたのですが・・・)

     

    どのように動くのかはまだ不明ですが、仮想マシンにあらかじめ組み込まれる形での提供を目標とした"本質的な"セキュリティインフラプラットフォームを実現する形のようです。

    本製品については、vSphere 7.0およびvSphere 6.5のユーザにもフリートライアルを開始するような話もあったので、日本提供時にはぜひ試してみたいと思います!

 

  • Digital Workspace
    Digetal Workspaceパートでは、Workspace ONEと Carbon Blackを組み合わせたWorkspace Security Remote、Horizonと Carbon Blackを組み合わせたWorkspace Security VDI の2つの製品が発表されました。

    このようにWorkspace ONEによるデバイス管理、認証管理、Horizonによる仮想デスクトップ提供と、Carbon Black Cloudが組み合わさり機能統合が進むことで、前回記事のVMware SASE Platformの中でも記載したような、"様々な従業員" が "様々な場所" から "様々な端末" を利用して業務する時代において、セキュリティインシデント発生時も、EDRによる早期原因究明、影響範囲特定、問題の解決を実現できるようになっていくのだと思います。

 

今回は少し短いですがここまでで。次回その他のアップデートについて紹介します。