仮想化プリセールスの徒然Diary

VMwareに関する記事、日常的な出来事など徒然なるままに書いています。

VMworld 2021について書いてみます(4)

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VMworld 2021についても今回が最後。遅筆で1ヶ月近くかかってしまった。

VMworld 2021 Japanが始まるまでにはと思って急いで書きました。

 

最後の1つはAnywhere Workspace + Edgeです。

 

Anywhere Workspace + Edge

このAnywhere Workspaceというものは、もう少し前から出てきた言葉ですね。

以下のスライドの通り、VMware Workspace ONE/VMware Carbon Black/VMware SASEの3プロダクト群によって構成されています。

その名の通り、Anywhere Workspaceのコンセプトをもとに、従業員の職場環境(オフィス、自宅などのリモートワークなど多彩)からのアクセスに対してセキュリティを担保しながら柔軟なワークスペースを提供するというものです。

 

Anywhere_Workspace.png

 

そして今回は、このAnywhere Workspaceに加えて、拠点からのEdgeというキーワードを含めることをアピールしています。つまりエンドポイントだけでなくEdgeからのアクセスを含めて統合管理していくというメッセージなのかな。

 

新発表については、まずVMware SASEへの機能拡張です。

追加されたのは「Data Loss Prevention(DLP)」と「Cloud Access Security Broker(CASB)」の2つの機能です。これは、VMware SASEが発表された時から追加予定と発表されていたものですが、このタイミングで発表となりましたね。

 

続いては「VMware Edge Compute Stack」の発表です。

こちらは主に小売のように多くの複数拠点を持つような業態において利用されるケースが多くなりそうな各拠点に配備するためのアプライアンスとなります。

こちらの各拠点に設置したHCIアプライアンス上にVMware Edge Compute Stack をアプライアンス的に構成することでVMware SD-WANの機能などが有効になり、拠点間SD-WAN接続であったりVMware SASEに対してのSD-WAN接続などが可能になります。

3つのエディション(Standard、Advanced、Enterprise)が提供される予定であり、さらに軽量アプリ向けの“シンエッジ”を実現するEdge Compute Stackの軽量バージョンも開発予定だとしています。

VMware-Edge-Portfolio.png

 

さて、まとめるのに時間が掛かってしまいましたが、VMworld 2021のまとめはここまでです。

いやー今回は発表が多岐に渡り、見ごたえのあるVMworldだったなぁと感じましたが、去年も言いましたが、やっぱりオフラインで現地に行きたいなと思いました。

来年こそ!

 

11月末にはVMworld 2021 Japanも開催され、私もオンデマンドセッションの枠を持ってたりします。

また、アップデートがあればこちらで解説したいなと思いますので今後もよろしくお願いします。

 

VMworld 2021に関する過去のブログはこちらから。

 

ekobaya-v.hatenablog.com

 

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