What's New? VMware Horizon 8(2006)
私が初めて触ったHorizonが6でした。その後Horizon 7がリリースされ4年が経ち、ついに2度目のメジャーバージョンアップがされました。
そんなHorizon 8(2006)のアップデートをご紹介します。
- ブランディングとバージョン表記について
今までの表記から一新。YYMMスタイルの形式へ変更となりました。
これに伴い、Horizon Server、Client、Agentもこの表記に統一されるようです。
未だに慣れませんHorizon 2006・・・ - リンククローンからインスタントクローンへ
インスタントクローンがこれからのメインストリームとなっていくことに。
Horizon 7まではEnterpriseエディションのみで利用可能であったインスタントクローンですが、Horizon 2006からはStandardを含むすべてのエディションで利用できるようになりました。
インスタントクローンですが、主な機能はリンククローンと同じですが、大きな違いとしては、とにかく展開が早い!2,000台規模の仮想デスクトップも40分程度でデプロイ可能です。また、仮想デスクトップを停止せずにマスターのメンテナンスがバックグラウンドで行えることも大きなメリットかなと思ってます。
そして、インスタントクローンではユーザがログアウトをすると仮想デスクトップが削除されるため、常に作成されたばかりのクリーンな環境を利用することができ、セキュリティの向上も果たしていると言えるのではないでしょうか。 - 展開オプション
CSのインストール中、新しいポッドを作成する際にデプロイ先を選択できるように。サポートされている展開先は以下のとおり。
・vSphere オンプレミス環境
・AWS(VMware Cloud on AWS、EC2ネイティブのいずれか)
・Dell EMC(VMware Cloud on Dell EMC これ日本で早く稼働してほしい)
・Azure(Azure VMware Solution これも早く)
・Google Cloud(Google Cloud VMware Engine これも・・・)
・Oracle Cloud(Oracle Cloud on VMware Engine) - デジタル透かし
ようやくですね、地味に待ってました。 - 管理コンソールがHTML5に
Horizon 7から公開はされていましたが、Flashベースのものがサポートされないようになりました。 - コミュニケーションツールの快適利用
コロナウィルス感染拡大に伴い、リモートワークが拡がり、ビデオ会議の利用頻度が高まっています。
そんな需要が多かったんだと思いますが、Microsoft Teams最適化パックのコンポーネントをVDI、エンドポイント双方にインストールすることでTeamsへのアクセスをエンドポイントへオフロードすることが可能になります。
また、Zoom最適化パックはZoom社より提供されていますのでそちらを使いましょう。
個人的にはビデオ会議はローカル端末を使ってほしいけど・・・
まだ他にも色々とアップデートがあるのでそれはまた別の機会に記載したいと思います。