仮想化プリセールスの徒然Diary

VMwareに関する記事、日常的な出来事など徒然なるままに書いています。

vSphere6.7 U3 リリースされます!

GA前ですが情報共有です。

 

マルチvGPUのサポート

1VMあたり最大4つのvGPU をサポートされる。
ちなみに2 つ以上のvGPU を仮想マシンに接続しboot するとドライバがロードされず警告文も出るらしい。

 

vCenter Server のPNID 変更のサポート

VAMI からvCenter Server のインストール時に設定したシステム名(通常FQDN)を変更ができるようになりました。この機能いつ使うんだろうと考えてみた。例えばvcsa67u1.hogehoge.local といったようなFQDN をvCenter Serverにつけてしまった場合に、 vSphere6.7 U3にアップデートした時FQDN が引き継がれてしまい、アップデート後もvcsa67u1.hogehoge.local を使い続けなければならないとか?これを後からvcsa67u3.hogehoge.local に変更できるとかかな。バージョンだけでなく、vCenter Server が管理するシステム名が変わってしまった場合に実態に合わなくなってしまうことを防止できるとか、喜ぶ人も一定数いるのかなぁ。
ちなみに、この機能を使用するにはいくつか要件があります。
ここまでやって変更したい人は頑張ってください・・・

  • PSC は組み込みであること
  • FQDN 変更前のvCenter Server のFQDN で接続されている各製品群は全て変更前にvCenter Server の登録を解除しておくこと
  • 拡張リンクモードの場合、対象のvCenter Server ノードはSSO ドメインからCMSSO-UTILを使用して一時的に外し、FQDN 変更後再び追加
  • vCenter HA 構成は事前に解除しておくこと
  • カスタム証明書を再生成
  • ハイブリッドリンクモード(VMware Cloud on AWS との接続)の再設定
  • FQDN 変更後のvCenter Server をAD に再追加
  • 新しいFQDN を正しくDNS サーバーに登録しておくこと

 

Dynamic DNS のサポート

DHCP サーバーを利用してvCenter Server をデプロイした場合に、IP アドレスの変更に追随し、DNS サーバーに自動的にその新しいIP が登録される。

 

ドライバの機能拡張 

VMXNET3 におけるチェックサムの計算をVMXNET 側にオフロードできる機能と、UDP/ESP のRSSのサポートがされる。

 

感想

個人的に気になる機能はなかったかな。