仮想化プリセールスの徒然Diary

VMwareに関する記事、日常的な出来事など徒然なるままに書いています。

まもなく日本リリース!Azure VMware Solutionについて調べてみた

 

 

いよいよ東日本リージョンでのリリースが始まるAzure VMware Solution(AVS)について予習してみました!

 

Microsoft Azureとは

Microsoft Azureは2010年10月にWindows Azureとしてサービス開始したクラウドサービス、2014年に現在のMicrosoft Azureに名称変更され、現在は世界60以上のリージョン、140カ国を超える国でサービス提供されています。

 

Azure VMware Solution(AVS)とは

AVSはMicrosoft社より提供されるAzure内でプライベートクラウド環境を提供するサービスで、vSphere ESXi、vCenter、vSAN、NSX-T、HCXなどが含まれ、ライセンス費用やサポート費用はAVSの料金に含まれます。

VMware Cloud on AWSのAzure版がMicrosoftから提供されると考えるのが分かりやすいと思います。

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AVSの特徴

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  1. AVS 展開リージョン

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    すでにEast US、Australia East、West Europeでプレビュー版がリリースされていますが、フェーズ1には日本が含まれており、フェーズ2を含めて世界8カ所でリリース予定となります。

  2. 既存VMware プライベートクラウド環境との高い互換性

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    こちらはVMware Cloud on AWS同様の特徴となりますね。

  3. Azureネイティブサービスとの統合

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    こちらもVMware Cloud on AWS同様、Azureネイティブサービスと連携、活用することが可能。

  4. AzureファミリーとしてのAVSコストメリット

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    拡張セキュリティ更新プログラム無償提供やBYOLにより既存の資産を廃棄することなく有効活用ができ、クラウド移行に伴うコストを削減することが可能です。これはMicrosoftライセンスを提供しているMicrosoft社の優位性ですね。

  5. Microsoft が単一窓口として機能

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    AVSはMicrosoft社のサービスとして提供され、AzureやSDDC特有の事象含む問題に対してMicrosoft社が対応するため、たらいまわしを受けることはなさそうです。

以上、AVSに関する予習となります。まもなく日本でリリースされますが楽しみです。